第十六回「カロリーコントロールでヘルシー&ビューティ!<基礎編>」
第十六回「カロリーコントロールでヘルシー&ビューティ!<基礎編>」 古くは「りんごダイエット」、最近では「バナナダイエット」が注目を集め、スーパーでバナナが売り切れになる現象が起きました。このような特定の食品に特化した「単品ダイエット」は、一時的に体重が落ちても健康面を考えるとおすすめはできません。「りんごだけを3日間食べましょう」という「完全な単品ダイエット」が身体によくないのはもう知られている話ですし、「毎日一本バナナを食べるとやせる」という「単品の食品を取り入れるダイエット」もその人の体質やライフスタイルによってたまたま有効な場合もありますが、すべての人に劇的な効果があるわけではありません。 バナナ、りんご、納豆など話題になる食品は、それぞれ身体によい作用をもたらす効果はあるのですが、それは他の食品とともにバランスよく身体に摂り入れてこそパワーを発揮します。 「これさえ食べれば誰でもやせる」という食品はありません。 単品の食材に頼るダイエットは一時的にやせられたとしても、長い目で健康を考えた場合、あまりおすすめできる方法とは言えないのです。 ダイエットへ高い関心を持つのは、今や見た目が気になる若い女性だけではありません。40代以上のうちの4人に1人がメタボリックシンドロームや糖尿病かその予備軍と言われ、自覚がない人を含めるとさらに大多数になると予測されています。10代や20代でかかる人も珍しくなく、かつては「成人病」と呼ばれた「生活習慣病」は、今や中年だけの病気ではなくなっています。 「ダイエット」という概念は見た目の問題だけではなく、健康上のことも考える必要があります。そこでただ体重を落とす「ダイエット」ではなく、もっとも病気になりにくい体重をキープする「ウエイトコントロール」が大切です。 一般的にもっとも「病気になりにくい」と言われる体型は、BMI(ボディ・マス・インデックス)22.0が目安となります。BMIは18.5~25.0までが標準とされ、この数値から遠ざかると多くても少なくても有病率が増加します。 BMIの算出方法は、「体重(kg)÷(身長m × 身長m)。例えば、身長160cm、体重56.5kgの人は、「56.5÷(1.6×1.6)」=22.07となり、これがもっとも病気になりにくいと言われる標準値。160cmの身長で体重56.5kgだと、若い女性にとっては「私って重い」と気にしてしまいそうな数値ですが、健康上は理想的と言われる体重なのです。 もし160cmの人の体重が49kgだとすると、BMI約18.5で標準値ギリギリのボーダーライン。この数値だとダイエットの必要はまったくありませんし、むしろ49kg以下になると有病率が高くなっていきます。 健康上だけではなく見映えの面でも、BMIの標準値に納まる範囲であれば、モデルやテレビタレントでもない限り、やせる必要はほとんどないと言えるでしょう。 やせる必要のない状態で無理なダイエットで体重を落とすと、髪や肌に必要な栄養が行き渡らず、「やせたのにかえって老け込んでしまった」という失敗にもつながります。 そこでとにかく体重を落としたいという「ダイエット」ではなく、ビューティとヘルシーの観点を兼ね備え、髪や肌もイキイキと美しく、病気になりにくい身体をつくるのが「ウエイトコントロール」。誰でも確実に理想の体重に近づけながら、身体のコンディションを整えられる手段は、やはり「カロリーコントロール」が一番です。 昨今はファミリーレストランのメニューや、コンビニのお弁当にもカロリーが表示され、カロリーについての意識が高まっていますが、忙しい現代人が食べたもののカロリーをすべて把握することはかなり大変です。 そこで次回の実践編では、楽しみながら簡単にできるカロリーコントロールや、バランスのよい食生活にするための知恵袋をご紹介します。お楽しみに! | ||



古くは「りんごダイエット」、最近では「バナナダイエット」が注目を集め、スーパーでバナナが売り切れになる現象が起きました。このような特定の食品に特化した「単品ダイエット」は、一時的に体重が落ちても健康面を考えるとおすすめはできません。
